生活に密着した重要なエネルギーとして、国内約4割のご家庭で使用されているＬＰガス。供給安定性をはじめ、安全性、国土を広くカバーできる分散供給性や、災害時の対応力に優れ、同時にCO2排出量が少なく、「国土強靭化」や、来るべき「脱炭素」へのスムーズな移行を果たすべく「低炭素社会」の構築に大きく貢献できるクリーンエネルギーとしてもますます役割が高まっています。

　株式会社ジャパンガスエナジーは、株式会社ジャパンエナジー（当時、現ＥＮＥＯＳ株式会社）、日商ＬＰガス株式会社および伊藤忠エネクス株式会社におけるＬＰガスの元売と卸売の各事業を統合のうえ2009年4月に発足し、以来、グローバルな調達を通じた効率的かつ安定的な供給体制のもと、競争力ある事業基盤を構築してまいりました。

　さらに、ＬＰガスへの燃料転換活動、家庭用燃料電池をはじめとする新エネルギー商品の普及や電力・都市ガス小売事業の展開など、お客様と一体となったエネルギーソリューション等を通じて、消費者様そして社会のニーズに多面的に応えるため、たゆまぬ努力を注いでおります。

　今後とも、株主各社グループの特色を十分に活かし、ＬＰガスの需要開拓等によって、地球環境保全の一翼を担うべく、ＬＰガスの持つ可能性を最大限に引き出すとともに、いかなる変化においても最適で優位なバリューチェーンを確立し、当社の提供価値を極大化していく所存です。