競合エネルギー情報

1月
2019年1月7日更新分

経済産業省、「適切なガス取引についての指針」改訂へ

−LNG基地第三者利用促進へ−

 経済産業省は、このほど、「適正なガス取引についての指針」の改訂を明らかにしました。今回の改訂は、LNG(液化天然ガス)基地の第三者利用制度の利用促進を図るべく、電力・ガス取引監視等委員会で審議し、昨年10月末の同委員会の取りまとめを基にパブリックコメント(一般の意見募集)実施した結果を踏まえたものです。
 LNG基地の第三者利用に関する主な改定内容は、@製造設備の余力見通しの適切な開示の在り方について、基地利用の透明性を高め、基地利用希望者がアクセスしやすい環境を整備する観点から、当面の基地利用希望者のニーズを踏まえ、「ガス発生設備におけるガスの製造の余力見通し及びLNGタンクにおけるLNG貯蔵の余力の見通しの公表において、製造等委託者が利用可能となる量を定量的に示すこと」を望ましい行為としてガイドラインに明記する、Aルームシェア方式における適切な課金標準の在り方について、「ルームシェア方式での貯蔵料金の算定において、平均貯蔵量その他のタンクの占有状況を適切に反映する課金標準、払出量その他の競争促進に資する課金標準又はこれらの課金標準の組合せを用いること」を望ましい行為としてガイドラインに明記する、B貯蔵料金の算定に係る配船調整の考え方について、「配船調整又はLNGの貸借によって生じた貯蔵量の減少分を貯蔵料金に反映させることで、第三者ごとの最適配船タイミングで配船を行う場合に比して料金を低く設定すること」を望ましい行為として、「配船調整又はLNG貸借によって生じた貯蔵量の増加分を貯蔵料金に反映させることで、第三者ごとの最適配船タイミングで配船を行う場合に比して料金を高く設定すること」を問題となる行為として、それぞれガイドラインに明記する、C基地利用料金の適切な情報開示に在り方について、基地利用希望者の事業予見性を確保する観点から、「ガス製造事業者が、製造等委託者との守秘義務契約締結後速やかに基地利用料金の目安を、委託者が申し込んだ基地利用検討の結果回答時に基地利用料金の概算額を委託者へ通知すること」を望ましい行為としてガイドラインに明記する、Dあっせん・仲裁の利用促進について、LNG基地の第三者利用に関する契約の締結に関し紛争が生じた場合に、紛争に関するあっせん・仲裁の積極的な利用を促進するため、あっせん・仲裁の利用が可能である旨ガイドラインに明記する、の5点となっています。
 なお、改訂内容の詳細については、関連リンクに掲載していますので、併せてご覧ください。
ルームシェア方式とは、配船調整とLNGの賃貸を行うことを前提にLNGタンク容量を共有して基地を活用する方式のこと。
(出所:経済産業省)