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2月
2018年2月1日更新分

原子力規制委員会、東京電力柏崎刈羽原発6・7号機の安全審査合格を正式決定

−東京電力では初めて、沸騰水型も初めて−

 原子力規制委員会は、このほど、東京電力柏崎刈羽原発6・7号機(新潟県)が新規制基準に適合していると判断し、安全審査の合格証にあたる「審査書」を正式に決定しました。
 新規制基準の基づく合格は、これで7原発14基となりますが、東京電力は初めてで、福島第一原発と同じ沸騰水型(BWR)としても初めてのことです。
 東電が安全審査を申請したのは2013年9月で、審査では安全対策のほか、福島第一原発事故を起こした東電に再び原発を運転する「適合性」があるかどうかも焦点となりました。
 このため同委員会は、東電経営陣を4回にわたって会合に呼ぶなどした上で、昨年の9月ようやく適合性を認め、10月に「審査書案」を了承して一般からの意見募集を行っていました。
 今後東電は、設備の詳細を示した「工事計画」や運転のルールや事故時の体制などを記した「保安規程」の認可を目指すことになりますが、再稼働には地元の同意も得る必要があります。
 しかし、地元新潟県の米山知事は福島第一原発事故の原因や影響、避難の在り方などを3〜4年かけて独自に検証した上で再稼働の議論を始めるとしていることから、現段階では再稼働の時期は見通せない状況となっています。
 なお、新規制基準の基づく安全審査にはこれまで九州、関西、四国電力の原発が合格していますが、いずれも福島第一原発とは異なる加圧水型(PWR)となっていました。
(出所:原子力規制委員会)