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8月
2014年8月1日更新分

安全基準の強化でセダン型タクシー生産終了へ

−日産自動車・トヨタ自動車ともミニバン型に切り替え−

 日産自動車とトヨタ自動車が、国の安全基準が厳しくなるのを機に、セダン型タクシー仕様車の生産を終了することになりました。
 体の不自由な方やお年寄り、体格の大きい外国人が乗り降りしやすいミニバン型仕様車に切り替える見通しとなったためです。
 現在国内には約24万台のタクシーがありますが、様々な車種がある個人タクシーは約4万台に過ぎず、残る約20万台は法人タクシーで、その大半は日産自動車とトヨタ自動車製となっています。
 日産自動車のタクシー仕様車は、1990年代の「セドリック」を基にしており、すでに一般ユーザー向けの生産は止め、タクシー仕様車のみを扱ってきました。しかし、現在の車両は今年10月から設置が義務化される横滑り防止装置が付いておらず、対応すると多大な費用がかかることから、同社は燃料にLPガスとガソリンの両方を使用することができるミニバン型のLPGバイフューエル自動車「NV200バネット」のタクシー仕様車だけを生産するとし、既に販売を行っています。
 一方、トヨタ自動車もタクシー用セダン「コンフォート」シリーズが2018年から厳格化される歩行者保護の安全基準に適合しないため、それまでに生産を終了する模様で、昨年11月の東京モーターショーでその後継車となるミニバン型のLPGハイブリッド試作車「JPNタクシーコンセプト」を発表しています。
外国人観光客が多く訪れる2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、安全基準の厳格化だけでなく、タクシーのゆったりとした乗り心地を重視したことも、ミニバン型への移行になったようです。   日産自動車のLPGバイフューエル車「NV200バネット」
トヨタ自動車のLPGハイブリッド車「JPNタクシーコンセプト」
(出所:日産自動車、トヨタ自動車)