HOME一般のお客様向け情報>LPガスQ&A(性質・特徴)

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Q16
LPGとLNGの違いについて、教えてください?
A16
LPGは、liquefied petroleum gasの略で液化石油ガスのことです。これに対し、LNGは liquefied natural gasの略で液化天然ガスのことです。
LPGは主に地底から石油を取り出す際に付随して産出したガスを液化したものですが、LNGは地底から産出したガスを液化したものです。
LPGはプロパン、ブタンを主成分とし、主に家庭用・自動車用・工業用等の用途で使用されていますが、LNGはメタンを主成分とし、主に都市ガス用・電力用等の用途で使用されています。LPGと都市ガスの違いについては、Q15をご覧ください。
Q15
LPガスと都市ガスの違いについて、教えてください?
A15
LPガスと都市ガスの根本的な違いは成分が異なることです。両ガスとも石油製品の一種で炭化水素ですが、LPガスはプロパン(C3H8)、ブタン(C4H10)を主成分としているのに対し、都市ガスはメタン(CH4)を主成分としているので、当然ながら性質は異なっています。
お互いガス体燃料のため、そう大きな違いはありませんが、あえて簡単に両ガスの性質を比較すると次の通りです。
性質 LPガス 都市ガス
発熱量 大きい 小さい
重さ 空気より重い 空気より軽い
圧力 比較的低い 比較的高い
燃焼に必要な空気量 多い 少ない
CO2の排出量 やや多い やや少ない
Q14
新聞等でよく名前が出る「エネルギー基本計画」とはどういうものですか、また、その中でLPガスはどういう位置付けになっていますか?
A14
エネルギー基本計画は、2002年に成立したエネルギー政策基本法の中に新たに定められた計画で、我が国の中長期的なエネルギー政策(各エネルギーの需給や構成等)の指針を示したものです。
この計画は、数年ごとに見直すことになっていますが、2011年の東日本大震災で原発が停止して原子力の位置付けが大きく変わったこと、また、2012年末に民主党から自民党に政権が移行したことなどから、2014年3月に内容が大幅に改訂されました。
この中のLPガスについては、我が国の一次エネルギーの2〜3%を占める重要なエネルギーであるとし、位置付けは化石燃料の中でCO2などの温室効果ガスの排出が比較的低く、発電においてミドル電源としての活用が可能であり、また、平時に国民生活、産業活動を支えるととともに、緊急時にも貢献できる分散型のクリーンなガス体のエネルギー源であるとしています。
Q13
LPガスの需要に都市ガス用があり不思議に思っています。これはどういう使い方をしているのですか?
A13
LPガスの都市ガス用向け需要は、需要全体の6%程度あり、そのほとんどが都市ガス原料の増熱用として使われています。
現在、大部分の都市ガス会社では、経済産業省の指導もあり、メタン(39.867MJ/m3)を主成分とする天然ガスを使用していますが、メタンは熱量が低く、また、産地により組成が若干異なるため熱量にばらつきがあるのが実情です。このため、この原料の天然ガスに熱量の高いLPガスを混ぜて熱量調整し、都市ガスの規格である12A(41.861MJ/m3:10,000Kcal/m3)、13A(43.140MJ/m3:10,306Kcal/m3〜46.047MJ/m3:11,000Kcal/m3)のガスとして供給しているのがほとんどです。
また、このほかLPガス(主にブタン)に空気を混ぜて火力及び熱量を調整し、都市ガスとして供給している会社も一部あり、これも需要の中に含まれています。
Q12
LPガスの生産と供給について、教えてください?
A12
LPガスは、液化石油ガスと言われるように石油製品の一つです。このため、国内の製油所で原油からガソリンや灯油等を作る際に、LPガスも当然生産されます。しかし、その生産量は日本のLPガス需要(約1,500万トン)の約3割程度しか賄うことが出来ないため、残りは海外の産ガス国から輸入し、供給しています。
産ガス国としては、従来カタール、UAE(アラブ首長国連邦)、サウジアラビアなどの中東諸国が中心でしたが、最近はアメリカからの輸入も増加してきました。
生産方法は、中東産の場合は油田の内部に滞留しているガスを分離・回収する(原油随伴)方法をとりますが、アメリカ産の場合は地底深いシェール(頁岩)層に封じ込まれているガスを回収する方法がとられています。
シェールガスについては、本Q&Aのその他Q12にも掲載していますので、併せてご覧ください。
Q11
ガスは気体なので輸送するのにかさばって大変ではありませんか?
A11
LPガスは加圧したり冷却すると容積が約250分の1の液体になります。だから、原産国からタンカーで輸入するときも一度に大量 のLPガスを運ぶことができます。
Q10
毎月もらうプロパンガスの請求書を見ると、○○m3の使用で金額が△△円と表示されています。プロパンガスは容器の中に液体で貯蔵されていると聞いていますが、いったい私達が使用するガス状のプロパンガスは、液状のプロパンガス何kgに相当するのですか?
A10
容器の中の液状のプロパンガスは周りから熱を奪い気化し、ガス状のプロパンガスとなりこれを使用します。理論的に計算すると、0℃・1気圧の状態で液状プロパンガス1kgが気化すると、約0.5m3(500L)のガス状プロパンガスとなります。つまり逆にいうと、1m3のガス状プロパンガスは、液状プロパンガス約2kgに相当するということです。ただ、液状とガス状のプロパンガスをともに体積で比較すると、液がガスになると約250倍にふくらみます。
Q9
最近、地球温暖化の原因としてCO2の発生が問題となっていますが、LPガスは他のエネルギーと比較してどうなのですか?
A9
地球環境問題の中で最大のものが地球温暖化問題です。地球温暖化問題は、CO2などの温室効果ガスの発生が原因といわれ、今全世界でその削減に取り組んでいるところです。CO2はエネルギーの使用により発生しますが、LPガスはLCA(ライフサイクルアセスメント)、すなわち採掘から生産、輸送、燃焼までの全ての段階での評価において、排出原単位はLNG(液化天然ガス)・都市ガスとほぼ同等で石炭・石油に比べて小さい値となっています。つまり、LPガスは地球温暖化対策に有効なエネルギーということが出来るでしょう。
Q8
LPガスの熱量について、教えてください?
A8
家庭用エネルギーの熱量は、電気が1kwh当り3.60MJ(860kcal)、都市ガス(13A)が1m3当り46.05MJ(11,000kcal)、灯油が1L当り37.24MJ(8,900kcal)、LPガスが1m3当り99.08MJ(23,680kcal)となっています。 それぞれ基本単位となる量が異なるため一概に比較はできませんが、一般的にLPガスは熱量が最も高く、火力が強いといわれています。
Q7
ガスは漏れるとあぶないといわれていますが、LPガスはどの位で危険ですか?
A7
可燃性ガスは、それぞれ特有の燃焼範囲というものを持っています。燃焼範囲とは、ガスと空気がどの程度混合した場合に燃焼するかを示した範囲で、LPガスの場合は約2〜9%といわれています。 つまり、お部屋の空気中に僅か2〜9%のガスが漏れて、着火源があると爆発するということです。ですから取り扱いには、十分ご注意ください。
Q6
LPガスの臭いについて、教えてください?
A6
LPガスは、元々無色・無臭です。しかし、そのままだと万が一ガスが漏れた時分かりませんので、一般消費者等に供給するLPガスはメーカー出荷段階で着臭剤を入れ、人為的に臭い(タマネギが腐ったような臭い)をつけてあります。 着臭剤は、空気への混入比率が容量(体積)比で1,000分の1である場合おいて感知できる量を入れてあります。
Q5
空気が不足すると不完全燃焼しCO(一酸化炭素)中毒になると言われますが、LPガスはどの位の空気が必要ですか?
A5
一般に燃料を完全燃焼させる最小限の空気量を理論空気量と言います。家庭用のプロパンの場合、プロパン容量に対し酸素容量が5倍必要ですが、空気中には酸素が約21%しか含まれていませんので、これを考えると理論空気量は約24倍必要と言うことになります。 ただ、実際の燃焼ではこの空気量の20〜50%の過剰空気が必要となりますので、CO中毒を防ぐためには、開放型のガス機器(ガスコンロ・ガス瞬間式湯沸器・ガスストーブなど)がある部屋は、頻繁に換気をする必要があるでしょう。
Q4
以前、都市ガス地域に住んでいた時、ガス会社の人からガスが漏れると上に行くと説明を受けました。LPガスの場合、ガスが漏れると下に行くそうですが、なぜですか?
A4
ガスが漏れると上に行くか下に行くかは、そのガスの重さが空気の重さと比べて大きいか小さいかによります。都市ガスは、一般的にメタン(CH4)を主成分とした液化天然ガスを原料にしており、メタンは空気の約0.5倍の重さしかないため、漏れると当然上にあがります。 しかし、LPガスはプロパン(C3H8)を主成分としており、プロパンは空気の約1.5倍の重さがあるため、漏れると下に行くことになります。 このような理由から、LPガス使用の場合には、ガス漏れ警報器は下に設置するわけです。
Q3
LPガスは災害に強いと聞きましたが、どういうことですか?
A3
地震等の災害が発生すると、電気・ガス・水道等のライフラインは復旧までに相当な時間がかかります。LPガスは、平成7年の阪神・淡路大震災や平成16年の新潟中越地震、最近では平成23年の東日本大震災の際に、他のライフラインに比べていち早く完全復旧しました。また、LPガスは避難所における炊き出しや仮設住宅での利用などにも素早く対応したことから、災害に強いエネルギーと言われているのです。
Q2
LPガスは、電気に比べ効率の良いエネルギーと聞きましたが、ほんとうですか?
A2
LPガスは、各家庭に容器でお届けし直接使用します。このため、ガス機器の熱効率も含めたエネルギーの総合利用効率は、約75%位となります。 この点電気は、石油・石炭などの一次エネルギーを発電所で電気に変え送電線で各家庭にお届けするため、その排熱ロスや送電ロス、そして電気機器の熱効率等を考えると、実際のエネルギーの総合利用効率は約23%位まで落ちてしまいます。 このことから、LPガスは電気に比べ効率の良いエネルギー言われるのです。
Q1
LPガスの成分と商品について、教えてください?
A1
LPガスは、液化石油ガスともいい、その成分はプロパン、ブタンの他、エタン、プロピレン、ブチレンなどが僅かに入った炭化水素(炭素原子と水素原子からなる化合物)から成り立っています。 LPガスの商品としては、プロパンガス、ブタンガス、オートガスの3種類があります。プロパンガスは、プロパン分とプロピレン分が95%以上(ほとんどがプロパン分)のもので、主に家庭・業務用の燃料として使われています。これに対しブタンガスは、ブタン分が95%以上のもので、主に工業用の燃料、都市ガス用の原料として使われています。 オートガスは、ブタンガスにプロパンガスを混ぜたもので、タクシー等の自動車用燃料として使われています。一般的には、これらのガスを総称してLPガスといっています。